2011年11月 例会(開催日:2011-11-16)
講師 鈴木 量彦さん
ゲストスピーチは、鈴豊乳業㈱代表取締役鈴木量彦さん。テーマは「牛乳に魅せられて」です。
鈴木さんは南山中学、高校を卒業後、親の家業を継ぐべく北海道の酪農学園大学へ進学され、楽しい学生生活を送られました。ご卒業後はスイスでチーズ作りを体験されたり、主にご自身の生い立ち、ご家族の紹介、また家業の事などの多彩なお話をお伺いしました。現在は、名古屋で牛乳を作るかたわら、渥美半島で300頭程の牛(ホルスタイン)を飼っておられ、牧場のお世話はご長男が生きがいをもってされているとのことです。
この家業のお話の中では、地元地域で採れたものを地元地域で消費することが一番安くておいしい。自分で育てた牛肉・牛乳が地元のみなさんに消費されることが農家の生きがい。そのような試みから現在、食肉は尾張牛ブランドとして主に地元で販売されている。
牛乳についても同様に、手羽先で有名な世界の山ちゃんへアイスクリームとして卸したり、喫茶コンパルにも永くフレッシュクリームを卸されている。大手メーカーでは牛乳は品質も改良がなされ、新しい製品が出回るようになっているようなのですが、鈴豊乳業㈱では昔ながらの製法で作ったものが一番おいしいという信念のもと、それをかたくなに守り続けている。親から鈴木社長が受け継ぎ、またそれを子供へと事業を継承してゆきたい。またその方向に今進んでおられることに感謝され、経営が厳しいながらも幸せであるとおっしゃられたことが非常に印象的でした。
懇談会では、過日の小牧市会議員選挙で、目出度く2度目の当選を果たされた玉井宰(大22)さんに乾杯のご発声をしていただきました。
当日はその後、運営委員会が開催されましたが、終了後には有志の方々が、今池の中華ピカイチへ大脇会長を先頭にドラゴンズ応援に駆けつけたものの、時すでに遅し。到着した時は5対0で惜敗の一日となってしまいました。
さて、12月15日(木)は今年度最後の例会となります。会員の皆様には、多数ご出席いただいて、大いに盛り上がりましょう。