2008年5月 例会(開催日:2008-05-15)
5月度例会は夏が近づく暖かさの中、2008年5月15日にアパホテル名古屋錦で開催されました。大脇会長のあいさつの中で、7月12日に行われる南山大学同窓会シンポジウム「より良き同窓会を目指して・・・副題:組織の強化、大学との密接化」では16期の佐々木さん・20期の水野さんをパネラーに迎えて開催されるという告知がありました。また、今回のゲストスピーカーの矢橋昇氏は南山大学英米学科7期卒業生でもあり大脇会長との深い繋がりがある方です。矢橋氏は東海ラジオでアナウンサーとして活躍された後、交通・社会・教育問題研究家として日本各地で講演をされています。そんなご多忙の中、今回は「交通に見る日本社会の問題点」というテーマで講演をしていただきました。現状データ上では日本の交通死亡事故は減少傾向ですが、OECDの32カ国のデータでは人身事故の割合がアメリカより上位の世界1位で欧州の約6倍だと知り改めて歩行者のマナーの悪さと歩行者を守ろうとする自動車運転者の意識の低さを痛感しました。世界各国の交通事情をスライドの紹介で、譲り合いの精神がある欧州では交通の流れが穏やかで特に欧州では歩行者優先の意識が根付いていて、自転車は軽車両として車両の地位を確立しており、自転車専用車線の活用は今後の日本でも早急に対処すべき問題であると感じました。また、シートベルトの後部座席の着用が今年6月から義務化されますが、事故の際のシートベルトのはずし方やヘルメット着帽など行政指導の必要性を感じました。交通安全の教育・他者への配慮の意識付けを子供の頃から植え付けていくことが今後の課題だと矢橋氏は熱弁をされていて、大変感銘を受けました。
講演終了後、懇談会では加藤総務委員長から会員の行事紹介のあと、(株)ナイスコンサルティングの長澤さん(大19)の音頭により乾杯となりました。オブザーバーも数名参加しており、会が進むにつれ皆さんの交流は益々深まって行きました。