クラブ通信

2008年4月 例会(開催日:2008-04-17)

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春らしい暖かい天候が続いた4月17日(木)18時30分からアパホテル名古屋錦にて開催されました。
大脇会長の開会の挨拶に続いて、本日のゲスト、中日ドラゴンズ公式ファンクラブ事務局次長の伊神孝信さんの登場で、「一匹記者現場を生きる」というテーマのスピーチをおききしました。伊神さんは一昨年の春まで中日新聞の記者をされておられ、長年の記者としてのエピソードをいくつかお話しされました。
新聞記者として大切なことは、体力と努力ということで、南山大学在学中の柔道部で培った体力が、いろいろな現場で役に立ったということでした。
伊神さんの著書である「町の扉」というタイトルは、新しい土地の扉を開き、前向きに生きていくことを示しています。
記者の間では「現場100回」という言葉があり、それは頭で考えるよりまず現場に行くことが大切ということを意味しています。
伊神さんにとっての初めての特ダネは、女子高校生が焼身自殺した痛ましい事件でした。民家でボヤ騒ぎがあり、コタツで眠りこんでいた女子高生が焼死したという連絡に、記者クラブの中で伊神さんだけが現場にかけつけ、その家の部屋の隅に灯油缶を見つけました。何か変だと思い、すぐにその子の高校に行っていろいろ調べた結果、彼女は短大の面接に失敗したのを苦にして自殺したことが判明。
まさしく現場に行かなければわからないという一例でした。
岐阜県庁汚職事件のスクープや、伊勢支局にいた頃のタクシー運転車の真珠店リベートに関しての記事、岐阜にいた頃の岐阜県庁汚職事件、愛知医大をめぐる三億円強奪事件の真相、加賀屋のヘリコプター要請の話、森繁久弥さんのエピソードなど、普通では絶対に聞くことができない興味深い話が続々と出てきて、もう少し聞きたいというところでお話は終わりました。
その後会場を移し、懇談会となりました。小池会員副委員長から新入会員の久野伸治さん(大49期)の紹介に続いて、藤村晶さん(大17期)の乾杯の音頭で、いつもの賑やかなパーティーとなりました。
やがて、お開きの時間となり、佐藤郁夫さん(大19期)に中締めの挨拶をしていただき4月度の例会は盛会裡に終わりました。

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